久しぶりにきちんと本を読んだ。
娘が部屋の模様替えをしていたら、私が大学生の時に読んだ小説がたくさん出てきた。
その中に 新田次郎氏の「火の島」があった。事実をもとに書かれた小説。
「台風観測の最前線に位置する絶海の孤島・鳥島は、昭和40年11月、火山爆発の危機にさらされていた。無気味な地の鳴動、鼻をつく異臭、そして大噴火を目前にした鳥島観測所。絶体絶命の状況で、死の恐怖と観測の使命の間に苛立つ所員たちの緊迫した心理と行動を迫真の筆にとらえた長編表題作。」
読んでいる最中、自分の腰の下あたりからも地震が来るようで怖かった。現場にいない上層部と、現場の人たちの感覚の温度差や、みんながぎりぎりまでに壊れて行く心の様子が描かれ、なんとか無事に帰ってこられた事にほっとした。
島を放棄した後は廃墟になってしまったけど、こんなにまでして火山列島の地震観測がおこなわれていたという事をみんなもっと知るべきだ。
今、竹島にしても近隣の国からちょっかいをだされているが、噴火の危険がないならもっと積極的に開発すべきだと思った。
30年前には考えもしなかったけど、火の島からあちこちへ意識が及んだ。



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